【 買ってはいけない土地の特徴 】5選 |後悔したマイホーム購入

土地探し

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長年の夢のひとつだった「マイホーム購入」

実家を離れている私にとって、叶うことはないだろうと思っていたところに突如、好立地の土地が現れた!

「希望している地域で(価格的に)手が出せる土地は、そうそう出ないから!」って、慌てて飛びついた我々を待ち構えていたのは・・・まさかの、衝撃的な土地だった!!!

気を付けてたのにハマった! 土地選びの失敗沼

我が家は夫婦そろって心配性です。

少なくとも私のほうは、昔から『石橋を叩いて、叩き続けて・・・渡るのや~めた!』みたいな女でございます。

当然、マイホーム購入の際も石橋たたきまくったはず・・・だったのに!

蓄積した疲労と、ついに大きな買い物をするかもという高揚感と緊張感は脳の判断を鈍らせていたようで。

蓋をあけてビックリ仰天。契約・支払い後に、あれやこれやと気づいていなかった問題が出てきました。

それらの問題について

  • どのようなリスクがあって
  • どのような過程を経て
  • どのような結末を迎えているか

こちらを見ていきましょう!

こんな土地は買っちゃだめ!

そんなこんなで・・・我が家は、冷静な状態であれば絶対に買わない土地を買ってしましました。

その内容を5つご紹介します!

  1. ハザードマップ浸水区域(2~3m)
  2. 軟弱地盤
  3. 前面道路が狭い
  4. 隣地との境界問題
  5. 老朽化したブロック塀ブロック塀

それぞれ、どんな風にマズいのかご紹介しますので土地購入・マイホーム購入を視野に入れている方は要チェックです!

1.ハザードマップ浸水区域(2~3m)

土地の購入ということで、市区町村が出しているハザードマップは事前に確認していました。

近くに川が流れている土地ですが平成に入ってから増水に対しての対策がなされており、記録的な大豪雨だったとしても被害が出ていませんので知ったうえで購入しました。

そのため、見た目のインパクトはありますがこの5選のなかでは割とライトめな扱いですw

浸水被害に対しての不安から逃れられない

知ったうえで購入しているとはいえ、心理的に不安拭いきれない点は大きいです。

恐らく、ここから先は大雨が降るたびに不安になることでしょう。

あの川、溢れないかなぁ・・・?

内水氾濫も起きませんように・・・!

「パンダコパンダ」の「雨ふりサーカス」に目を輝かせていた子供時代。

あんなふうに綺麗な水でどっぷり浸るだけなら救われるんですけどねぇ。

ちなみに、私はこの土地を買うときに調べて初めて知ったんですけど・・・床下浸水って火災保険おりないんですね(^p^)

※一部、特約で保証される火災保険もあります。

浸水地域なのに、近隣の土地と比べたら割高だった

やっちまったポイントとしては、ハザードマップの浸水予測地域であるのにも関わらず「近隣と比べて土地の価格が割高だった」と気が付いた時は愕然としました。

ハザードマップにかかっている土地 = 住むうえで心配の残る土地 = 割安になってる

・・・と思い込んでいましたが、そうとは限らない実例がここに。

リセールバリューが低い

長い目で見たときのリスクとしては、リセール(販売)する際に価格が落ちる可能性があるという点です。

我が家は3階建ての狭小住宅。身体が元気なあいだはいいのですが、どちらかが階段を上り下りできなくなったら即終了の家です。

エレベーターを設置するスペースなんて当然ありませんし、介助用の階段昇降機を設置するスペースすらありません。

年を重ねて、いよいよ階段が難しいぞとなったとき「マンションに引っ越す」という選択肢が浮かぶ可能性が高いです。

そのとき最低でも土地を販売に出すかもしれませんが、残念ながら自然災害リスクを拭いきれない場所なので、適正価格で販売しようと思ったら近隣の相場よりも安く販売することになりそうです。

(私たちは価格交渉をしたのにも関わらず、それでもまだ割高な状態で買ってしまったので残念賞)

2.軟弱地盤

ハザードマップを確認したときから、地盤についても少し覚悟していました。

水害が想定さているところは、昔むかしのその昔から水が溜まりやい土地だったはずです。

私の故郷も、河川のふもとで田畑だった土地を埋め立てて宅地にしている地域でしたのでわかりますとも。

なんなら、中学校の理科のH先生に言われたことを忘れません。

H先生
H先生

きみたちの家は、豆腐の上に建っている。

しかも絹ごしだ。

大地震がきたらどうなるか、想像できるか?

Huuu~!刺激的~!!!笑

でも、とてつもなくイメージが沸きますよね。

地盤沈下の不安から逃れられない

自然災害から逃れられないシリーズ パート2です!(笑えない)

理科のH先生が言った通り。地震にはめっぽう弱い土地。

なにも対策をしなければ、液状化を起こして絹ごし豆腐(地盤)が崩れて自宅が飲み込まれます。

良くても、絹ごし豆腐(地盤)が崩れかけて家屋か歪んだり崩れたりします。

地盤改良費がすごく高い

さて、さきほど恐ろしい想像をしましたが、それはあくまでも「何もしなかった場合」です。

地震大国の日本ですから、そのあたりはきちんと対策が練られています。

それが「地盤改良工事」なるもの。

すごく簡単に説明すると、土のなかにコンクリートの柱を何本も作って建物の下の土地を強化する方法。

これが土地の性質によって、どの程度の深さ、どの程度の本数の柱を使って、どの程度強化しなければならないのかが変わってきます。

当然、改良の必要がない強い土地であればゼロに近いでしょう。

しかし我が家の土地は、どうみたって軟弱。

それを考慮して各社ハウスメーカーさんにも地盤改良費を多めに見積もりを取ってもらっていました。

だいたい80~100万で見積もり取ってくださるところが多かったです。

ハウスメーカーとの契約後、実際にお支払いしたのはなんと土地の改良だけで160万円!!!!

地中どのくらいまで掘れば硬い地盤が出てくるかな?って調査をするんですけど・・・10m掘っても出てこなかったそうです。号泣。(ガチで絹ごし豆腐の上状態)

詳しくはコチラ!軟弱地盤の地盤改良について、少し詳しくお話しています。

3.前面道路が狭い

我が家、狭いながらにも公共の道に接した家なんです・・・が、我が家からちょっと進んだ先の曲がり角のすっごく厄介なところに電柱が立っていまして。

これがまさかの、建築資材を運ぶための車両・建築に携わる大型の車両が通り抜けできないかもしれないということで『小運搬というものが必要になりました。

「小運搬」とは?

大型の車両で運びこめない資材を、職人さんが手で運んだり、軽トラみたいな小さな車両に乗り換えて運んだりすること。そのぶん人件費がかかります。

また、狭い道路ですと重機が入ると通り抜けができなくなりますから交通規制をしなければならず、誘導員さんの依頼費用がかかります。ここでも人件費がかかります。

とにかく狭い道路と面している土地ですと、建築中の車両や資材の置き場等の関係で何かとプラスで費用がかかります。

どのくらい費用がかかるのか気になる方は ↓ こちらもご覧ください。

4.隣地との境界問題

隣地との境界について、我が家の場合は不動産仲介業者から土地についての重要事項説明の場で知らされました。

衝撃的な部分だけ簡単に言うと、こちらの敷地だと思ってた範囲が、一部分だけ所有が別の方でした。

そんなことある?って感じですけど、そんなことありました。

過去の事例ですが、前面道路と購入した敷地のあいだに他のひとの所有している私有地があって建てかえができない、とお悩みの方の動画を拝見したことがあります。

我が家の場合は、幸いなことに暮らしていくなかでも、リセールをする場合も問題ない位置ではあったので、そのまま購入を決意しましたが・・・。

見た目以上に敷地が狭いということがありますので、境界については必ず現地でチェックしておくが吉です。

敷地いっぱいに建物を建てられない

この点についての弊害は、ただでさえ狭小地なのに、さらに面積を削られました。

これはもはや狭小地どころか、極小地、XXXSサイズ地です。(おもんない)

そして、怒られなきゃいいっしょ!と前所有者と同じように使用していても、いつか「おい、そこワシの土地じゃ、どけぇ!」と言われることがあるかもしれません。なので、下手に使用できません。

5.老朽化したブロック塀

実は、これが我が家が抱える最大かつ非常に厄介な問題です。

我々が購入した土地には、以前から住宅が建っていました。

前の家を建てたときに作ったであろうブロック塀が、とある一部分だけ残置されていました。

道路に面している塀は取り払われているのに、なぜか隣地との境界部分だけ残されているのです。

何故、残したのか:不動産仲介会社の言い分

見るからに年数もだいぶ経っていそうなその塀。

何度、家や土地の販売のプロ(不動産仲介会社)に確認をしても答えはひとつでした。

不動産仲介会社
不動産仲介会社

使えると思って、買のために残しました!

えっ・・・と、うん。一応、自立しているようには見える。

けど、明らかにグラグラしてるとことか、ヒビとかあるよね?

ちぇすな
ちぇすな

これ、売主さんに交渉して撤去だけしてもらうのって可能なのでは?

不動産仲介会社
不動産仲介会社

いや・・・それはちょっと・・・(もごもご)

今思えば、ここで立ち止まって回れ右すればよかったんです!

だって、明らかに不動産仲介会社の様子おかしいですもんね?

今、この世に1分だけ過去に戻れますという魔法が存在したら、ここに戻ります。

不動産仲介会社
不動産仲介会社

もし気になるなら、新しく作りかえてはどうですか?

15万円あればできますよ!

ちぇすな
ちぇすな

完全な更地だった場合と比べるとなぁ・・・。

けど、頑張れば不可能ではないか・・・!

(はやく安心して暮らせる家を手に入れたい)

なんて思っちゃった私たちは甘ちゃんでした!!!!!!!!

ブロック塀を新しく作りかえる費用。気になる見積もりは・・・

15万くらいで収まると信じて契約ハンコを押した私たちを待ち構えていたのは、見積もりを依頼していた外構業者さんからの見積書でした。

A社
A社

50万です。

B社
B社

83万ですね!

C社
C社

150万♪

(解体は別業者に依頼するから割高でごめそ♡)

うおおおおおおい!!!!!

15万でできるって言ったの誰やあああああ!!!!!!(;▽;*)

と、怒り狂ったちぇすな家。

それと同時に「ああ、不動産仲介会社(担当営業)を信じた私たちがバカだったんだ。」という虚しさに襲われました。

隣地との調整が必要。最悪の場合、追加費用発生するかも!?!?!

ここまでで、契約前に聞いていた15万円のやりかえが幻想だったとお話しましたが、もうひとつ私たちを絶望の淵に追い込んだのが・・・「古いブロック塀を取り壊すと、隣地に干渉しちゃうかもしれない」問題でした。

悔しいけど、古いものを解体するつもりで外構業者さんに現地でお話を聞いていたら

外構業者さん
外構業者さん

(ブロック塀が)隣地の玄関タイルの目地と完全に接しているので、解体するときにお隣のタイルが割れてしまうかもしれない。

もちろん、そうならないように配慮はするが、絶対にお隣りへの影響が出ないとは言い切れないと。

ちぇすな
ちぇすな

ち、ちなみに、お隣のタイルが割れてしまった場合、その補修は・・・?

外構業者さん
外構業者さん

いろいろな方がいらっしゃるので、お会いして話をしてみないとわかりませんが・・・

 - 外構業者さんが教えてくれた 過去に出会ったことのある3パターンの家主さん -

① 多少であれば気にしない

② 割れた部分だけ、新しいタイルを用意すればOK

③ 一部だけ新しくなるのが嫌だから、全部やりなおさなければいけない

Oh・・・蓋を開けないとわからないパターン・・・

しかも、全部やり替えてくださいっていうパターンがあるんですね・・・

自分の家でも手一杯なのに、人のお宅まで作るのつらい!

けど、そうなった場合、確かにうちが悪ぃ・・・・・あ。

さては、売主サイド(仲介業者含め)・・・

いや・・・皆まで言うまい・・・(疑心暗鬼)

実は、他にもこのブロック塀について何故撤去していかなかったのか理由はありそうでしたが、今回はここまでにします。

最終的に5社相見積もりを取った結果は コチラからご覧ください

まとめ

ブロック塀問題で、だいぶ燃え上がってしまいましたが

改めて選んではいけないポイントをまとめると

  1. ハザードマップ浸水区域(2~3m)
  2. 軟弱地盤
  3. 前面道路が狭い
  4. 隣地との境界問題
  5. 老朽化したブロック塀ブロック塀

すべての共通点はコレ!

どれも基本的に、家を建てるときに追加費用が発生するという共通点があります。

その中には、数万円では収まらないものもあります。

大きな金額の中の一部分として捉えると金銭感覚が狂いますが、ひとつひとつを単体で見ていくと全てバカにできない金額です。

一見、どこにでもありそうな条件の土地かもしれません。

それでも我が家は、たくさん泣き寝入りをしたし、自分たちを責めました。

お金で解決できる問題には着手しなければいけません。(特に安全面)

それでも、違約金を払ってでも解約という道は選びませんでした。

それほどまでに、マイホームを建てるということに大きな夢を抱いていたのです。

近隣トラブルは嫌だ

お金の問題だけではなく、なかには近隣の方とトラブルに発展しそうな火種もありました。

マイホームを検討している皆様、その土地で長く平和に仲良く暮らしていきたいですよね?

特に、残置物があり、かつ取り除く際に隣地の何かしらに影響があるような土地についてはご注意を!

できる限り積極的に、売主さんと交渉を試みてみましょう。

重要事項説明前に交渉完結させることをオススメします!

完璧な土地、家はなかなか見つからないと思いますが・・・それでも、私のように「ワクワクを不安と絶望に塗りつぶされる」そんな人が1人でも減りますように。

プロの販売者 = 買主サイドの人間 とは限らない。

素晴らしい不動産会社さんがいらっしゃることは紛れもない事実と思います、が!

どうやら、「プロだから」「そこそこ大手だから」「高い報酬を支払っているから」「顧客側に寄り添ってくれるだろう」という気持ちで、不動産仲介会社を信じ切ってはいけないようです。

私自身、不動産業界も悪人ばかりではないしプロなんだから「何かあれば説明してくれる。その責任と義務がある。」と、7割くらい信じていました。

(あとの3割は警戒してました。それでも足りませんでした。)

自分の身を守れるのは、自分だけです。

少しでも疑問が残る場合は、契約のハンコを押してはなりません!

こちらも、ゆめゆめお忘れなきように・・・。

 

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