この一年、「人生って、常にいろんなことが同時進行なんだな」と感じながら過ごしていました。
仕事、家づくり、そして――妊活。
今回は、その中でも私たち夫婦が向き合ってきた“妊活”についてまとめていきます!
妊活をはじめたきっかけ
「いつか子どもができたら○○だね」
「医療サポートを受ける人にも助成金があるみたいだよ」
そんな、夫婦のささいな会話がきっかけで調べ始めました。
でも…ふと考えました。

自分のカラダって、今どんな状態なんだろう?
その疑問から「プレコンセプションケア(Preconception care)」という言葉に出会いました。
プレコンセプションケアとは?
「妊娠を希望する前の段階から、自分のカラダを整える」――それがプレコンセプションケア。
簡単に言えば、「未来の妊娠・出産のための健康準備」です。
- 生活習慣の見直し
- 性・生殖に関する知識の理解
- 医療機関での検査
これらを通して、自分の体の状態を知ることを目的としています。
メリット
- カラダの状態を客観的に知れる
- ライフプランを立てやすくなる
実際に受けてみた結果と気づき
私が受けた検査で最も印象的だったのが、AMH(卵巣予備能)検査。
これから育つ卵子の残数を調べることできます。
私の結果は、同世代の平均値よりもかなり低く「妊娠を望める期間が短い」という現実を突きつけられました。
正直、ショックでした。
でも同時に、「いま知れてよかった」とも思えたんです。
もし知らずにいたら、“いつか”が来る前に手遅れになっていたかもしれません。
費用と助成金制度
プレコンセプションケアは保険適用外で、私の場合かかった費用は約47,000円。
正直なところ「高っ!」と思いますが、自治体によっては助成制度があります。
- 東京都:「TOKYOプレコンゼミ」…男女 各3万円まで助成
- 柏市・千葉市・姫路市などでも助成あり
「プレコンセプションケア+お住まいの自治体名」で検索してみるのがおすすめです。
<準備中>
通水検査とは?痛み・費用・体験談
AMH結果を受け、すぐに妊活を本格始動。
最初のステップとして『通水検査』を受けました。
通水検査の目的
卵管の詰まりがないかを確認するための検査。
子宮口からカテーテルを通して、生理食塩水を流し込み、エコーで卵管の通りを見ます。
- 所要時間:約3〜5分
- 卵管や子宮の状態もチェックできる
費用の目安
再診料+通水検査: 約6,110円(自費)
体験談
SNSでは「痛くない」派と「痛すぎた」派が半々でしたが――
私は 激痛派 でした。
「ぁ…あと、どのくらいで終わりますか…?」と声を絞り出すほど。
でも、検査後に「卵管の通りは問題なし」と分かって、ホッとしました。
受ける前に知っておきたいこと
- 鎮痛剤の使用が可能か、事前に確認を
- 痛みや緊張で血圧が乱れることもある
- 終了後は無理せず休息を取る
人工授精と体外受精の違いとは?|実際にかかった費用も紹介
次は、医療サポートを受けながらの妊活について詳しく見ていきましょう。
大きく分けてサポート内容は3種類あります。
- タイミング法(自然妊娠)
- 人工授精(AIH)
- 体外受精(IVF)
ここからは、人工授精・体外受精について、実際にかかった費用も簡単にご紹介していきます。
人工授精(AIH)
排卵のタイミングに合わせて、カテーテルで子宮内に精子を注入する方法。
自然妊娠の流れに近く、体への負担が少ないのが特徴です。
💰 費用の目安(保険適用)
- 排卵誘発注射:2,800円
- 女性側処置:7,300円
- 男性側処置:1,200円
合計:約11,300円
自治体によっては助成金が出る場合も。
体外受精(IVF)
採卵した卵子と精子を体外で受精させ、受精卵(胚)を子宮に戻す方法。
妊娠率は高いですが、費用・身体的負担も大きくなります。
💰 費用の目安(保険+一部自費)
- 初診料:3,710円
- 採卵周期:190,354円
- 移植周期:49,450円
合計:約24万3,514円
先進医療(タイムラプス培養など)は保険外となりますが、補助金が出るケースもあります。
我が家の場合:人工授精から体外受精へ
人工授精にチャレンジしたものの、結果は陰性。
生理が来てしまいました。
「(残された時間が短いため)考えうる最短ルートで妊活に臨みたい」と考えていた私たちは、
すぐに体外受精へのステップアップを決断。
かかりつけ医の紹介で専門クリニックへ向かいました。
なお、現在は 3回目の体外受精(胚移植)が終わったところ です。
「体外受精に進めば、きっと授かることができる。」
そう思っていたけれど、現実はそう甘くありませんでした。
(※このあたりのリアルな体験談は別記事で詳しく書きます)
まとめ | 妊活のペースも、方法も人それぞれ
私たち夫婦は、約1年かけて プレコンセプションケア → 通水検査 → 人工授精 → 体外受精 とステップアップをしました。
悩むことも多い道でしたが、「プレコンに出会えたこと」で一歩ずつ前進できています。
“医療の力を借りる”ことに抵抗があった私も、今は「後悔のない未来に向かって進んでいる実感」があります。
人によって、妊活のスタート地点や辿る道のりは異なると思います。
この記録が、これから妊活に臨む方や、同じ道を歩む方の支えになったら嬉しいです。
▶ 次回:わたしにとって最初の大きな一歩になった「プレコンセプションケア」について詳しく書いていきます!


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