【ハウスメーカー選び】どう決めるの?|検討した7社についてご紹介

ハウスメーカー選び

 

「よーし!家づくりを始めるぞ!」と思っている方、たくさんのハウスメーカーや工務店のなかから、正直どこを選べばいいのか分からなーい!ってなりませんか?


私自身、ネットや雑誌で情報を集めても「良さそうな点」と「不安な点」が交互に出てきて、結局は「自分たちに合う会社はどこか」を実際に話を聞きに行ったり、実物を見に行って、しっかり比較をして見つけるしかないぞと奮起しました。

この記事では、実際に検討したハウスメーカーと、その中で感じた魅力や惜しくも選ばなかった理由、そして最終的な決め手をまとめます。

ハウスメーカー選びで重視したこと

私たちが特に重視したのは次のポイントです。

  • 狭小地で建てること(限られた土地条件)
  • 耐震性・耐久性
  • コストと標準仕様のバランス
  • 営業さんとの相性や対応の良さ
  • 家の雰囲気(ナチュラルが好み)

けっこう漠然としたイメージを携えて、探し始めました!

検討したハウスメーカーをご紹介!

まず、検討したけれど比較的早い段階で『我が家には合わない』と判断した4社をご紹介します。

※ピックアップ条件としては、狭小地での建築を得意をしていることを第一条件にしています。

  • ヘーベルハウス
  • クレバリーホーム
  • 地域密着型ローコストハウスメーカー
  • ポウハウス

それでは一社ずつ、それぞれの魅力&惜しくも選ばれなかった理由をご紹介します!

ヘーベルハウス | 大手の安心感はすごいけど、狭小地と予算の壁

ヘーベルハウスは、耐震性や耐火性にとても強いイメージで「やっぱり大手って安心だなぁ」と思いました。
営業さんもすごく親切で、図面を出してくれるのも早くて、夫との相性も一番良かったんです。

でも…実際に図面を見てみると、狭小地のせいで部屋の広さを十分に確保できない+予算オーバーしてしまって。
「良いのはわかるけど、私たちの条件には合わないかな」と判断して泣く泣く諦めました。

災害(地震と火災)に怯えがちな私としては、土地が広くて資金さえあればヘーベルハウスさんにお願いしたかったです。本当に。

クレバリーホーム | タイル外壁が魅力的!でも縁がなかった…

クレバリーホームは、標準でタイル外壁が使えるのがとても魅力的でした。

タイルって低価格に抑えられる外壁材(サイディング)と比べて長持ちするのでメンテナンスまでの期間が長いのだそうです。

ただ、高額になりやすいのですがクレバリーホームは価格も手頃だと感じました。

耐震性に自信があると話していたのも印象深かったです。

ただ、訪問したのが検討の後半だったこともあった&営業さんの体調不良により図面完成までに時間がかかってしまいました。さらに土地の形状が正しく反映されておらず・・・。
営業さんはとても熱心な方で建築の話を楽しそうにしてくれたんですが、「残念ながら縁がなかったのかな」と思いました。

我が家はたまたまご縁がありませんでしたが、タイル外壁を希望する方にとってコストパフォーマンスは良いと思います!

地域密着ローコスト系 | 安さは魅力!でも耐震性に不安

地域密着型のローコストメーカーは、とにかく価格が安いのが魅力でした。

知人がこちらで家を建てていたので、安心感もありました。
営業さんも親しみやすい雰囲気で、気楽に話せるのが良かったです。

ただ、使われている素材はこまめにメンテナンスが必要そうで、耐震性もあまり高くない印象でした。(外壁サイディング材一択でした)

耐震性を強化しようとすると、結局中堅メーカーと同じくらいの価格になってしまい、「それなら別の選択肢もありかな」と思ってやめました。

建物自体は安く済ませて、防災対策は他でできる!という方にはよさそう。(知人はキャンピングカー所有して対策してるそうです。)

ポウハウス|自由な設計はワクワク!でも攻めすぎた間取りに…

ポウハウスは、自由度の高い設計が魅力的でした!

価格も手頃で、ポラスグループのノウハウがあるのも安心できるポイント。

営業さんは誠実で落ち着いた方で、設計士さんはとてもクリエイティブでした。

ただ、私たちの建てたい土地は主力地域外で、出張料金がかかってしまい結果的に高額に。
さらに提案された間取りがかなりチャレンジングで、私は面白いと思ったんですが、夫には全く刺さらず…。

狭小地ではその発想を活かしきれなかったのもあり、残念ながら見送りにしました。

独創性のあるデザインが好きな方にはおすすめ!

最終候補に残った3社をご紹介!

ここからは最終候補に残り、夫婦で悩みきった3社をご紹介します。

  • 木下工務店
  • 住友不動産
  • 住友林業

こちらも一社ずつ、魅力&惜しくも選ばれなかった理由を紹介していきます!

木下工務店 | 寄り添ってくれる対応が嬉しかった!でも湿気リスクが気になる

木下工務店は価格が安く、グループ全体の安心感もありました。

狭小地での設計にも前向きで、「小運搬が必要な土地で実際に建てた例」まで教えてくれたのが心強かったです。

施主の希望に寄り添って柔軟に対応してくれるのも大きな魅力でした。

営業さんも本当に私たちの価値観に寄り添ってくれて、夫との相性もすごく良かったんです。希望の汲み取り方がお上手で、「この人にお願いしたいな」と思うほどでした。

ただ気になったのが、2×4(ツーバイフォー)工法によるカビのリスク…。

ネットで調べると、真っ黒になった壁の画像がでてきてしまい、勇気を出して質問してみたものの当然メーカーとしては「対策してます」「大丈夫です」と回答してくださりましたが…逆にそうとしか言えないよね、と。

この点の不安が拭いきれず、最終的に候補から外すことにしました。

大丈夫かな?ヒヤヒヤ。って心配しながら過ごすのが嫌だなって思ってしまった。

住友不動産 | コスパは魅力的!でも内装の好みが合わなかった…

住友不動産って高層ビルを作るゼネコン!ってイメージで、一軒家建ててるの?って最初びっくりしました(笑)

実際は一軒家も立ててるし、新築そっくりさんっていうリフォーム事業もありました。

そして「コストパフォーマンスが良い」と前評判を聞いており、実際に見積もりも安かったです。

大手の安心感もあって、第一印象はかなり良かったですね。

営業さんは親身で誠実な方。しかも設計士さんが営業も兼ねていらっしゃって、構造や仕様についての疑問をその場でスパッと答えてくれるのがすごく安心できました。

また、建築途中の現場見学も調整してくださり、実際に現場監督さんとお話する機会も設けてくださりました。

ただ、こちらも2×4(ツーバイフォー工法)によるカビのリスクが心配に。
さらに仕上がりの雰囲気が「ホテルライク」な印象で、ナチュラル派の私たち夫婦には少し合わないな…と思いました。

もちろん色味や素材を選べばナチュラルテイストにすることは可能だと思いますが、わざわざ住友不動産さんの得意分野を消すのは勿体なくないか?と。

ホテルライクが好きな方は大アリ!

住友林業 | 木の温もりと安心感で、最終的にここに決定!!

ということで・・・我が家が最終的に選んだのは住友林業でした。


大手の安心感があるのはもちろん、狭小地でも空間を最大限に活かしてくれる提案に惹かれました。ナチュラルであたたかみのある雰囲気も、私たち夫婦の好みにぴったり。

特に決め手になったのは…

  • 屋根・外壁が30年耐久
  • 木造特有のシロアリ対策として特殊な防蟻技術
  • 標準仕様のグレードが高い

床材やキッチンなど、他社ではグレードアップを検討しないと得られないような内容が最初から標準で備わっていて、他社と比較してみてもコスト面で差はありませんでした。

さらに、独自のBF工法(ビッグフレーム工法)による耐震性能も大きな安心材料に。

営業さんはテキパキしている方。

建築途中の現場見学にも連れて行ってくださりました。

デメリットとしては…価格が高い!!それに尽きます(泣き笑い)

それでも、その価値がある・ここなら安心して任せられると感じたので、私たちは住友林業にお願いすることを決めました。

耐久性を求めつつ、ナチュラルテイストが好きな方におすすめ!

まとめ | ハウスメーカー選びを通して感じたこと

ハウスメーカー選びの過程は、私たちにとって「自分たちの価値観を整理する時間」でもありました。

我が家の場合は、狭小地ゆえ間取りの自由はなかった。

独創的な間取り・大開口の窓など望めない環境です。

そのかわり、住宅密集地なので火災(延焼)リスクあり。

大地震が来た場合も、できる限り自宅にて避難生活を送りたい。

そして、少なくとも30年は住むであろう家。

その間のメンテナンス費用をできる限り抑えたい。

このような「我が家に望む条件」がはっきりしました。

ハウスメーカー選びに「正解は無い」と思います。

ご自身の求めるものが何なのか向き合ってみた結果、ここに決めた!と、運命の会社さんと出会えますように。


これから家づくりを考える方の参考になればうれしいです。

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